進学や転勤などで始まる新生活。引越しにおいて様々な手続きがあり大変かと思いますが、インターネットの引越し手続きも重要な手続きのひとつです。
今回はマンションやアパートなど集合住宅へ引っ越しをする場合に注視して解説をします。
戸建へ引っ越しをする場合は下記の記事で解説をしているので、参考にしてみてください。
また、引っ越し先によってはインターネットが無料で利用できる物件もあります。
無料のインターネットを利用したほうがいいのか?それとも個別で回線契約した方がいいのか?あるいは今利用しているネットを移設した方がいいのか?悩むところだと思います。
結論から言うと、無料のインターネットを利用する場合、通信速度が思うように出ず、不安定になるケースが多々見受けられます。
その為、個別で通信速度の安定性の期待値が高い光回線を契約することをオススメします。
尚、ブログだけではどうしても解決できない場合もあります。そんな時は引越しに特化したインターネットの無料相談窓口へ問い合わせてみると良いでしょう。
なぜ無料のインターネットはオススメできないのか
近年、無料でインターネットが完備されていて、契約せずに利用ができる物件が増えています。
当たり前のことですが、同じものでお金がかからないのであれば当然そちらを利用した方が良いでしょう。
しかし、安定してインターネットを利用することを希望するのであれば、無料のインターネットを利用することはオススメできません。
無料のインターネットは基本的に1本のネット回線を入居者みんなで分け合って利用します。そのため、利用者の多い夜の時間などは特に速度低下が顕著に見受けられます。
実際に筆者は約150世帯が入居するマンションに住んでおり、無料のインターネットが完備されています。
しかし利用しているのは個別で契約した光回線を利用しています。
上記の画像は、筆者が個別で契約した光回線(画像左)とマンションに完備されている無料のインターネット(画像右)の実測値を比較した画像です。
通信速度の差が大きく開いていることがわかりますが、実際どの程度数値が出ていればストレスなく利用できるのでしょうか?
筆者は4人家族でインターネットを利用するので、2.3Mbpsしか速度が出ない状況では「満足に利用できている」とは言えない状況でした。
この体験や理論により、個別で通信速度の安定性の期待値が高い光回線を契約することをオススメします。
引っ越し先のマンションで何が使えるか調べる
今契約しているインターネット回線を移設するのか、それとも新たに契約した方がいいのか、状況によってどちらが良いかは変わりますが、まずは引っ越し先でどんなインターネット回線が使えるのか調べるべきです。
調べ方は以下の通りです。調べた結果、光回線がマンションタイプで導入されていると確認ができれば、大掛かりな引き込み工事は不要で、部屋に機械を設置するだけの簡単な作業のみで光回線が利用できます。
<フレッツ光・光コラボ>
全国的に一番シェアが多いのがNTT東西が提供する「フレッツ光回線」。
ソフトバンク光やドコモ光は「光コラボ」と言い、フレッツ光回線を用いて提供しているサービスになるので、フレッツ光が利用できるマンションは光コラボも利用できるということになります。
NTT東西が提供している「フレッツ光」の回線設備を借りて提供しているサービスのこと。
一般的にプロバイダとセットで提供している場合が多く、略称として「光コラボ」と呼ばれる。
フレッツ光は東日本と西日本で管轄が異なるため、引っ越し先の地域に応じて調べましょう。
<auひかり>
auひかりはKDDI独自の光回線を利用しています。
その為、フレッツ光や光コラボが利用できるからといってauひかりも利用できるとは限りません。
独自の光回線を利用している分、速度に関しても出やすい傾向にあるので、引っ越し先のマンションに設備導入されていればオススメです。
マンションに光回線が導入されていない場合
上記の手順で調べた結果、光回線がマンションタイプで導入されていないという判定だった場合、諦めるのはまだ早いです。
ファミリータイプ(戸建方式)で光回線を契約する
マンションやアパートなどの集合住宅で光回線を契約する際でも、ファミリータイプ(戸建方式)で契約することは可能です。
むしろ入居世帯数の少ない物件ではファミリータイプで光回線を契約するパターンの方が多いです。
ただし、賃貸物件に光回線をファミリータイプで工事する場合は管理会社から工事許諾を得る必要があります。
一般的に管理会社は壁に穴を開けるなど、外壁に傷をつけることを嫌います。
しかし実際に光回線の引き込みは、電話の配管やエアコンのダクトを通し、穴あけ不要の場合が多いですし、万が一穴を開ける必要があった際も、当然勝手に穴を開けません。
この事を理解した上で、「穴あけや壁に傷をつけなければ工事していいですか?」と聞くと良いでしょう。
工事不要のホームルーターを契約する
光回線と違いホームルーターは、工事不要でコンセントに繋げば即利用できます。
ファミリータイプの工事をしたくない場合や、万が一管理会社から工事許諾を得られなかった場合はホームルーターを利用しましょう。
ホームルーターの中には通信の利用制限を設けているものもあるので契約の際は注意が必要です。
通信制限を気にして利用をすることは避けたいと思いますので、下記に使い放題で利用できるホームルーターを紹介します。
ホームルーター | ソフトバンクエアー | ドコモのホームルーター | WiMAX |
月額料金 | 1年目:3,080円 2年目:5,368円 | 4,950円 | 1.2年目:4,180円 3年目:4,730円 |
端末代金 | 71,280円 → キャンペーンにて 実質無料 | 39,600円 → キャンペーンにて 実質無料 | 21,780円 |
キャンペーン | ・最大50,000円キャッシュバック ・他社違約金 最大10万円まで満額還元 | 15,000円 キャッシュバック | 21,780円 キャッシュバック |
WiMAXに関して以前は3日で15Gbps利用すると翌日通信制限が設けられていましたが、2022年2月に廃止されました。
また、ホームルーターは光回線に比べるとどうしても速度が出づらいです。
通信速度の統計が見られるサイト「みんそく」で紹介したホームルーターの実測値の平均を見てみましょう。
先述したストレスなく利用するために必要な速度の目安と自分の用途を比較してみてください。
インターネット回線 | Ping | 下り | 上り |
ソフトバンクエアー | 43.96ms | 55.77Mbps | 7.82Mbps |
ドコモのホームルーター | 50.86ms | 192.54Mbps | 17.74Mbps |
WiMAX | 49.14ms | 90.57Mbps | 14.81Mbps |
今契約している回線を移設した方がいい?新たに契約した方がいい?
今契約しているインターネット回線を移設するのか、それとも新たに契約した方がいいのか、状況によってどちらが良いかは変わりますが、現在契約しているインターネットを移設するより、新たに契約した方がお得なケースがほとんどです。
自分が今契約しているインターネット回線の移設費用がかかるのか、移設したい場合はどうすればいいかは下記の記事で詳細に解説しています。
また、引っ越しは現在利用しているインターネット回線が適正かを見つめ直す良い機会です。
現在利用しているインターネット回線の解約金をキャッシュバックしてくれる光回線も多くありますので、自分に合った契約先を選びましょう!
マンションでオススメの光回線3選!
引っ越し先で契約する光回線ですが、誰しも希望する条件が、安くて、速くて、キャンペーンが充実しているものを注視するでしょう。
この観点はもちろん正解です。しかしもう少し深掘りして検討したいところでしょう。
上記を満たしているオススメの光回線を下記にピックアップしてみました!
【番外編】現在契約しているインターネット回線の解約金が高すぎる・・・
一般的にインターネット回線の解約金は1万円前後です。また、2022年7月以降に契約したインターネット回線であれば解約金が月額料金相当額になっている場合がほとんどです。
その程度の解約金であれば、先程オススメした光回線でキャンペーン適用ができてお釣りが出るくらいですが、中には解約金が10万円近くもする驚きのインターネット回線も存在します。
ほとんど聞き馴染みのないマイナーなインターネット回線で、勧誘を主に集客しているサービスであるほど解約金が高額設定されている傾向です。
もしあなたが現在契約しているインターネット回線の解約金が高額な場合、引っ越し先で利用するインターネット回線は、他社解約金や工事費残債を最大10万円まで満額還元してくれるソフトバンク光かソフトバンクエアーをオススメします。
また、解約金補填とは別に、ソフトバンク光なら37,000円キャッシュバック、ソフトバンクエアーなら最大50,000円キャッシュバックしてくれますよ。
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