引越しをする上で重要な手続きのひとつがインターネット回線の手続き。
今契約しているインターネットを移設した方がいいのか?それとも新たに契約した方がいいのか?どんなインターネット回線が適正なのか?色々疑問に思うことが多々あるかと思います。
インターネット回線にも、光回線やCATV、ホームルーターなど様々です。
結論から言うと、戸建で長く使っていくことを考えると、通信の安定性を考えると光回線がおすすめです。どうしても光回線の導入ができない地域などはホームルーターを検討すると良いでしょう。
本記事では新築戸建で利用するインターネット回線の選び方について徹底的に解説します。
また、本記事を読んでもイマイチ新築戸建で利用するインターネットに関してピンと来ない場合は、引越しに特化したインターネットの無料相談窓口に問い合わせてみても良いでしょう。
光回線 | ソフトバンク光 | ドコモ光 | ビッグローブ光 | auひかり | NURO光 | とくとくBB光 |
月額料金 | 5,720円 | 5,720円 | 5,478円 | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目:5,390円 | 5,200円 | 4,818円 |
キャンペーン | ・37,000円キャッシュバック ・他社違約金最大10万円まで満額還元 | 55,500円キャッシュバック | 最大62,000円キャッシュバック | 最大52,000円キャッシュバック | ・45,000円キャッシュバック ・他社違約金2万円キャッシュバック | 最大30,000円キャッシュバック |
おすすめの人 | ソフトバンク/ワイモバイル スマホを利用の方 | ドコモスマホ を利用の方 | au/UQモバイル スマホを利用の方 | au/UQモバイルユーザー | ・ソフトバンクユーザー ・下り最大2Gbpsの高速利用回線を利用したい人 | 格安スマホ を利用の方 |
詳細 |
インターネット回線は新規契約?移設?どっちがいいの?
新築戸建でインターネット回線を引く際、引越し前のインターネットを移設するべきか悩むところですよね。
結論を言うと、今のインターネットを移設するより、新たに契約した方がお得なケースがほとんどです。
自分が今契約しているインターネット回線の移設費用がかかるのか、移設したい場合はどうすればいいかは下記の記事で詳細に解説しています。
新築戸建てで契約するインターネット回線の選び方
新築戸建てで利用するインターネット回線にも種類は様々です。
ホームルーターやポケットWi-Fiは「工事をしたくない、できない人」にとってはオススメです。
しかし、やはり新築した戸建物件で長くインターネット回線を利用していくと考えると、通信の安定が一番期待できる光回線がオススメです。
光回線を選ぶ上でも、選び方の基準を解説します。
それぞれの基準について解説しますね。
TVの視聴方法について
新築戸建てに引っ越す上で、テレビの視聴方法は重要な要素です。
一般的にテレビを視聴する上で、アンテナを建てるかインターネット回線で受信するか、CATVに加入するかという方法になります。
以前はアンテナを建ててテレビを視聴することが一般的でしたが、近年は光回線やCATVでテレビを受信する家が増えています。
しかし、すべての光回線でアンテナの代わりになるTVサービスを利用することはできません。
インターネット回線ごとにアンテナ替わりとなるサービスが利用できるかは以下の通りです。
NTT東西が提供している「フレッツ光」の回線設備を借りて提供しているサービスのこと。
一般的にプロバイダとセットで提供している場合が多く、略称として「光コラボ」と呼ばれる。
代表的な光コラボ:ソフトバンク光、ドコモ光、ビッグローブ光など
上記の表でわかるように、auひかりではTVサービスがありません。その為auひかりを利用したい場合は別途アンテナを建てる必要があります。
フレッツ光や光コラボのテレビサービスは「フレッツテレビ」と「ひかりTV」があります。
<フレッツテレビ>
フレッツテレビとは、TVアンテナと同じように配線を施したすべてのTVで地上波とBS放送が視聴できます。いわゆるアンテナ替わりのサービスです。
月額料金は825円でTVの接続台数が多いからと言って月額料金は変動しません。
<ひかりTV>
ひかりTVは、チューナーをレンタルまたは購入し、ルーターとチューナーとTVを有線接続することでTV視聴ができるサービスです。
アンテナやフレッツテレビと異なり、家の全てのTVが視聴できるわけではなく、チューナーを有線接続したテレビのみ視聴ができます。
多くの方は、特定のTVで時代劇チャンネルなどの専門チャンネルを視聴する用途で利用されます。
プランと月額料金は下記の通りです。
専門チャンネル ・ビデオプラン | 専門チャンネル プラン | 基本プラン | |
月額料金 | 1年目:2,750円 2年目以降:3,850円 | 1年目:1,650円 2年目以降:2,750円 | 1,100円 |
テレビ | 専門チャンネル 50ch以上 | 専門チャンネル 50ch以上 | 専門チャンネル 50ch以上 |
地上波・BS視聴可能 | |||
ビデオ | 約41,000本見放題 | 一部の無料作品のみ見放題 | - |
先述した表で、NURO光を「△」判定にした理由は、NURO光が対応するテレビサービスがこのひかりTVのみだからです。
そのため、光回線をアンテナ代わりで検討している場合、NURO光はオススメとは言えません。
スマホセット割の有無
インターネット回線を選ぶ際に重要視したいのが、「スマホセット割」の有無です。
ソフトバンク/ワイモバイル、ドコモ、au/UQモバイルといった大手キャリアのスマホを利用している場合はスマホのセット割が受けられるので、最もお値打ちに利用ができます。
大手キャリア以外の格安スマホを利用している場合は、純粋に月額料金の安いインターネット回線や、キャンペーンが充実しているインターネットを選ぶと良いでしょう。
ソフトバンク/ワイモバイルスマホの場合
ソフトバンク/ワイモバイルスマホのセット割が受けられるインターネット回線は、ソフトバンク光、ソフトバンクエアー、NURO光です。
ただし、NURO光の場合、ワイモバイルスマホのセット割引は適用外なので注意してください。
サービス | ソフトバンク光 | ソフトバンクエアー | NURO光 |
月額料金 | 5,720円 | 1年目:3,080円 2年目:5,368円 | 5,200円 |
工事費 (端末代) | 26,400円 → キャンペーンにて 実質無料 | 71,280円 → キャンペーンにて 実質無料 | 44,000円 → キャンペーンにて 実質無料 |
キャンペーン | ・37,000円キャッシュバック ・他社違約金 最大10万円まで満額還元 | ・最大50,000円キャッシュバック ・他社違約金 最大10万円まで満額還元 | ・45,000円キャッシュバック ・他社違約金 2万円キャッシュバック |
詳細 |
<ソフトバンク光・ソフトバンクエアー/あんしん乗り換えキャンペーン>
ソフトバンク光とソフトバンクエアーでは、あんしん乗り換えキャンペーンという、他社解約金を最大10万円まで満額返金してくれる公式キャンペーンを行っています!
もし引越し前の物件でのインターネット回線に解約金がかかる場合はありがたく適用してもらいましょう。
それとは別に下記のボタンから申し込むことで、ソフトバンク光は37,000円キャッシュバック、ソフトバンクエアーは最大50,000円キャッシュバックの特典を受け取れますよ。
<NURO光/乗り換えサポート>
NURO光は引越し前のインターネット回線の解約金を最大2万円まで還元してくれます。
さらに、公式キャンペーンである45,000円キャッシュバックと併用して受け取りが可能です!
NURO光の特徴はなんといっても下り速度最大2Gbpsの高速回線ですので、通信速度を求めたい方にとっては非常にオススメです!
ドコモスマホの場合
ドコモスマホを利用している場合、選ぶべき光回線はやはりドコモ光でしょう!
ただし、光回線の工事ができない、したくない場合はドコモのホームルーターでもドコモ光と同様の割引が受けられますよ!
サービス | ドコモ光 | ドコモのホームルーター |
月額料金 | 5,720円 | 4,950円 |
工事費 (端末代) | 19,800円 → キャンペーンにて無料 | 39,600円 → キャンペーンにて 実質無料 |
キャンペーン | 15,000円キャッシュバック | |
詳細 |
au/UQモバイルスマホの場合
au/UQモバイルスマホの場合、割引が受けられるインターネット回線が多数あります。
ホームルーターやポケットWi-Fiでもauスマホの割引が適用できる「auスマートバリューmine」という割引がありましたが、現在auスマートバリューmineを適用できるスマホプランがすべて受付終了となっています。
au/UQモバイルスマホの場合、割引が受けられるインターネット回線で真っ先に思いつくのは、やはりauひかりでしょう!
<auひかり>
サービス | auひかり |
月額料金 | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目:5,390円 |
工事費 (端末代) | 41,250円 → キャンペーンにて無料 |
キャンペーン | 最大52,000円キャッシュバック |
詳細 |
auひかりはキャンペーンも充実していてオススメですが、TVのサービスが無い為、光回線でTVを視聴しようと考えている方は避けたほうが良さそうです。
<光コラボ>
また、au/UQモバイルスマホの割引が受けられるインターネット回線はauひかりだけではありません。
フレッツ光回線を利用した光コラボでもauの割引が受けられる光コラボを紹介します。
光コラボ | ビッグローブ光 | @nifty光 | So-net光プラス | DTI光 |
月額料金 | 5,478円 | 5,720円 | 6,138円 | 5,280円 |
工事費 (端末代) | 19,800円 → キャンペーンにて 実質無料 | 19,800円 → キャンペーンにて 実質無料 | 26,400円 → キャンペーンにて 実質無料 | 19,800円 |
キャンペーン | 最大68,000円キャッシュバック | 最大27,000円キャッシュバック | 50,000円キャッシュバック | 工事費分キャッシュバック |
詳細 |
<電力系光回線>
地域の電力会社、またはグループ会社が運営する光回線も、au/UQモバイルのセット割引が受けられます。
西日本限定にはなりますが、各サービスについて解説します。
光回線 | コミュファ光 | EO光 | メガエッグ | Pikara | BBIQ |
対象地域 | 東海地方 | 関西地方 | 中国地方 | 四国地方 | 九州地方 |
月額料金 | 1年目:2,980円 2年目:5,170円 | 1年目:3,280円 2年目:5,448円 | 1.2年目:4,620円 3年目:5,170円 | 4,620円 | 1.2年目:4,07 0円 3年目:5,170円 |
工事費 (端末代) | 27,500円 → キャンペーンにて 無料 | 29,700円 → キャンペーンにて 実質無料 | 38,500円 → キャンペーンにて 実質無料 | 24,200円 → キャンペーンにて 実質無料 | 39,600円 → キャンペーンにて 実質無料 |
キャンペーン | 最大35,000円キャッシュバック | ・商品券15,000円 ・他社違約金6万円 まで現金還元 | 最大5万円還元 | 3万円キャッシュバック | 最大3万円キャッシュバック |
格安スマホの場合
格安スマホの場合、基本的にスマホとインターネット回線のセット割が無い為、純粋に月額料金が安く、キャンペーンが充実しているものを選びましょう。
代表的な光回線を4つピックアップしましたが、その中でも純粋に月額料金の安いおてがる光、キャンペーンが充実しているとくとくBB光がオススメです!
工事ができない、したくない場合
光回線がエリア外だったり、どうしても工事をしたくない場合は、コンセントに繋げばすぐに使えるホームルーターを選びましょう。
ホームルーターの中には通信の利用制限を設けているものもありますが、下記に使い放題で利用ができるホームルーターを紹介します。
ホームルーター | ソフトバンクエアー | ドコモのホームルーター | WiMAX |
月額料金 | 1年目:3,080円 2年目:5,368円 | 4,950円 | 1.2年目:4,180円 3年目:4,730円 |
端末代金 | 71,280円 → キャンペーンにて 実質無料 | 39,600円 → キャンペーンにて 実質無料 | 21,780円 |
キャンペーン | ・最大50,000円キャッシュバック ・他社違約金 最大10万円まで満額還元 | 15,000円 キャッシュバック | 21,780円 キャッシュバック |
詳細 |
WiMAXに関して以前は3日で15Gbps利用すると翌日通信制限が設けられていましたが、2022年2月に廃止されました。
通信速度の実情
新築戸建に限らずですが、インターネット回線を利用する上で当然快適に使えないと困りますよね。
光回線は一般的に最大1Gbps(1000Mbps)ですが、あくまで最大速度となりますので、実測値としてどの程度出ていれば問題ないのでしょうか。
下記の画像でわかりやすく解説されているので引用します。
また、最近流行っているオンラインゲームをする上で重要になるのが「Ping値」です。
「Ping値」とはインターネットの応答速度を表します。
わかりやすく例えると、ロールプレイングゲームなどで、十字キーの上ボタンを押してから、画面上のキャラクターが前に進むまでの応答速度のことです。
特にPing値が重要になるFPSゲームのPing値は15ms以下が快適に遊べる目安です。
では、通信速度の統計が見られるサイト「みんそく」でここまで挙げてきた光回線の実測値の平均を見てみましょう。
尚、「みんそく」では各時間帯ごとの速度統計を取っていますが、一番利用者が多く、速度の低下を受けやすい夜の統計結果で比較します。
下記の値は2022年11月23日時点の3ヶ月平均です。
インターネット回線 | Ping | 下り | 上り |
ソフトバンク光 | 16.74ms | 292.83Mbps | 238.77Mbps |
ドコモ光 | 21.76ms | 235.38Mbps | 227.01Mbps |
auひかり | 17.35ms | 465.54Mbps | 461.34Mbps |
NURO光 | 17.5ms | 450.38Mbps | 424.06Mbps |
ビッグローブ光 | 21.63ms | 232.0Mbps | 211.01Mbps |
@nifty光 | 15.01ms | 141.12Mbps | 231.23Mbps |
So-net光プラス | 17.24ms | 184.5Mbps | 249.21Mbps |
DTI光 | 12.93ms | 164.29Mbps | 192.27Mbps |
おてがる光 | 17.64ms | 271.09Mbps | 237.22Mbps |
エキサイトMEC光 | 16.33ms | 252.9Mbps | 252.77Mbps |
GMOとくとくBB光 | 26.78ms | 241.81Mbps | 240.41Mbps |
ASAHIネット | 19.96ms | 186.87Mbps | 220.18Mbps |
コミュファ光 (東海限定) | 15.73ms | 533.03Mbps | 457.1Mbps |
EO光 (関西限定) | 16.71ms | 598.35Mbps | 501.94Mbps |
メガエッグ (中国限定) | 21.27ms | 397.08Mbps | 347.4Mbps |
Pikara (四国限定) | 18.18ms | 485.5Mbps | 438.02Mbps |
BBIQ (九州限定) | 24.42ms | 458.26Mbps | 355.73Mbps |
ソフトバンクエアー | 43.96ms | 55.77Mbps | 7.82Mbps |
ドコモのホームルーター | 50.86ms | 192.54Mbps | 17.74Mbps |
WiMAX | 49.14ms | 90.57Mbps | 14.81Mbps |
長い比較表となりましたが、光回線の実測値平均は似たり寄ったりという感じです。
しかし特徴が顕著に現れたのが、光回線とホームルーターの違いです。
ホームルーターのPing値が約50msと、オンラインゲームをする上ではストレスを感じうる数値となっています。
インターネットの上りを重視する方や、オンラインゲームをする方は工事してでも光回線を選ぶのが無難でしょう。
ここまで新築戸建で利用するインターネット回線の選び方について解説してきましたが、文章だけではどうしても伝えきれない部分もあります。
もう少し踏み込んで、適正なインターネット回線を選びたい場合は下記の引越しに特化したインターネットの無料相談窓口に問い合わせてみると良いでしょう。
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